肩こり
肩こりについて
肩こりの原因
- ①姿勢
- 人間の体には様々な筋肉がありますが、それらの筋肉は互いにバランスを取っているのです。
姿勢が乱れるとそれら筋肉のバランスが崩れ、筋肉に余計な負担がかかることとなり、肩こりというツライ症状を招くことになります。
猫背の人・いつもうなだれている人・片側ばかりで荷物を持つ癖のある人などは、姿勢を見直してみたほうがいいかもしれません。 - ②筋肉の疲労
- 主に運動をした後や重い荷物を持った後、あるいは手を動かすことが多い作業や同じ姿勢が続く作業は、特定の筋肉を緊張・疲労させます。
その結果、それらの筋肉が血行障害を起こし、肩こりの原因となります。 - ③運動不足
- 筋肉は運動することによって収縮・弛緩を繰り返し、ポンプの様に血液の循環を促しています。
運動不足が続くと、この筋肉のポンプ作用も低下し、血液の循環が悪くなってしまいます。
血行が悪くなった筋肉は固くなり肩こりの『こり』の原因となります。
また、運動不足から肥満になってしまうと、腕の重み自体も増し、肩への負担も増大することがあります。それによって肩こりが起こることも考えられます。 - ④冷え
- 最近は夏場冷房が効きすぎた職場も多いようですが、季節を問わず「寒い」と感じるような環境にいると、交感神経がフルに働いて血管を収縮させ、体温が下がらないように作用します。
特に冷気が首や肩などに直接当たると、首・肩周辺の血管が収縮し、筋肉の血行を悪くさせ、それが肩こりの原因となることもあります。
また寒さのあまり長時間肩をすくめた状態でいると、肩の筋肉が収縮したままになり、肩こりとなることもあります。 - ⑤目の疲れ
- テレビの見すぎ・パソコンの使いすぎ、あるいは眼鏡やコンタクトレンズが合わないことによる眼の疲れは、交感神経を過剰に反応させ、首・肩付近の血管を収縮し、血行が悪くなり肩こりの原因となります。
- ⑥噛み合わせ
- 噛み合わせが悪いと、顎の左右の筋力バランスが崩れ、そのバランスを補う様に姿勢にも歪みが生じます。
その結果、前述のように姿勢の悪さが原因によって肩こりを起こすことがあります。
頭痛の原因(頭痛は大きく分けて3つあります。)
- ①緊張性頭痛
- デスクワークなどで長時間同じ姿勢を維持すると、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋・脊柱起立筋(上部)などが疲労を起こし異常収縮を起こします。
もしこれらの筋肉がなく骨だけの場合、前かがみの姿勢はできません。
すると後頭骨に付着したこれらの筋肉の端が引っ張られすぎて頭痛が現れます。
ずーんと締め付けられるように頭が重かったり、ひどい時にはズキズキします。 - ②血管性頭痛
女性に多いのですが、先天性もしくは後天性に脳血管が細い方がいます。この方の脳血管が何らかの原因で拡張すると、脳血管中に血液がドッと流れ、頭痛を感じる事があります。
自宅で出来る簡単な検査法
- 頭痛が起こりそうな時(頭痛になってからは遅いです)、血管を収縮させる作用のあるコーヒーやコーラなどのカフェインを飲みます。
これで頭痛が起こらなければ血管性頭痛の可能性があります。 - 血管を拡張させる作用のあるアルコールを少し(おちょこ一杯程度)飲みます。
これで頭痛が起こるようでしたら更に血管性頭痛の可能性があります。
- 頭痛が起こりそうな時(頭痛になってからは遅いです)、血管を収縮させる作用のあるコーヒーやコーラなどのカフェインを飲みます。
- ③脳腫瘍・脳梗塞などの重症疾患の前兆
- この場合、脳神経外科(脳外科)にかかるしかありません。
肩こり・頭痛の主な施術方法
「マッサージをしてもらっても肩が軽くなるのはその日だけ」という方でも、整骨・整体・鍼灸と様々な角度から、患者様の症状にあった施術を行い、改善のためのアドバイスまで行なっています。
※症状に合わせた施術によっては、保険適応にならない場合もあります。